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環境保全として推されるEV。
果たしてその理由で世界は動いているのか?
マツダファンだからこそ、そこを知りたい
欧州、米国、そして中国でガソリン車排斥の動きが進んでいます。
2030年〜2040年のあたりに純ガソリン、またはHVやPHVなどガソリンを使用する一切の車を販売禁止とするという声明が各国で出されています。
その中で日本においてもその流れに抗い続けることはできず、2030年代に純ガソリン車の販売が禁止となるかも・・・という流れになっています。
ガソリンはガソリンを燃やすことでCO2が排出されます。
それは大気汚染や地球温暖化につながると言われており、今回のテーマであるEV車へ移行というのは環境保全という名目で進められています。
(ちなみに一昔前に言われていた石油が枯れるということは、どうやら起きることはないようです)
一見すると環境のためなら仕方ない・・・と思わず納得してしまいがちですが、この流れでの環境保護というのはあくまで建前に過ぎず、実際には政治的な要素や利権と行った車好きからしたら本当にどうでも良いものが絡んできています。
なぜ政治的な思惑なのかといえば、ガソリン車やHVと行った禁止されていくものが日本車メーカーの独壇場となっていることが理由の一つのようです。 欧米というのは自分たちが主導権を得るため、または自分たちの利益のために、今まで幾度となくルールを書き換えてきた歴史があり、中国という国もお察しの通りの存在です。
そんな彼らが「まずは日本車メーカーの独壇場を阻止し、新しい分野で勝負することで今後の自動車業界での覇権を取る」という思惑で一致し、動いているとも言われています。
とはいえ、完全にガソリン車を廃止する、それも10〜20年という決して長くはない期間でそれを行うことが本当にできるのかという疑問があります。
そこにはいくつもの懸念点があります。
まずは大半の車が電気のみを利用することになった際に、充電に必要な電力を確保できるのかという点です。
日本は少なくとも火力発電による発電がメインのため、今でもギリギリと言われていますが、日本国民の1億人が車の充電に使う電力を作ることができるのでしょうか。
また、EVそのものはCO2を排出しなくても、発電の際にCO2を排出することになるため、結果としてそれが環境保護に繋がるかは疑問があります。
また、現在の技術ではEVの充電には数時間の時間がかかります。
日頃、通勤のみで利用するのなら困らないかもしれませんが、遠出した際にバッテリーが少なくなってきた場合には、どうするのでしょうか。
サービスエリアに充電設備が完備していても、数時間または急速充電が30分だとしても、その間の時間が大きなロスとなります。
また、EVは充電できる設備が広く普及しなければ、バッテリーがなくなった際にただの置物になります。 スーパーやサービスエリア、店舗、学校、会社などの駐車場などの車を止められる所に当たり前に充電設備が設置されるでしょうか。 そして、その設備投資は誰が行うのでしょうか。
また、自分の家で自分の車だけを充電するような場合なら良いですが、親戚の家に集まった場合に、一つの家に複数の充電設備を設置するのが一般的になるのでしょうか。
田舎の方になれば車は一人一台になりますし、真冬はバッテリーの電力も減っていくでしょうから、充電設備は一台では賄えないと思います。
素材だけでなく、シート・インテリアのカラーパターンにも、前衛的なセンスを感じます。
落ち着いたディープブラウンやネイビー、オフホワイトをブラックと組み合わせる従来の流れとは異なっています。
ホワイト・グレーのシートや赤みの強いブラウン・ブラックを組み合わせたシートなど、色の持つキャラクターをより前面に押し出した配色パターンを採用し、フレッシュさとアグレッシブで洗練されたキャラクターを演出しています。
また、スマートフォンやパソコンなどの電子機器は使用していなくても、バッテリーが時間経過と共に減っていきます。
寒くなれば減り方も早くなります。
EVもそうである場合に、様々な場面での不都合が生じます。
とまぁ、現在の状況ではEVのみの社会となることに対しては、メリットに比べてデメリットが多すぎるようにしか思えません。
EVの普及・ガソリン車が淘汰されるためには、現状のEVではとても現実的とは言えません。
そのため、一瞬で充電が完了する、時間経過でバッテリーが減少しない、太陽光のように持続的に充電し続けることが可能と言ったような根本的な技術のブレイクスルーが必要に思いますが、その目星はすでに付いているのでしょうか。
とまぁ、EVが普及することに否定的なことばかりを書きましたが、EVを忌み嫌っている訳ではありません。
しっかりと乗ったことがないので、良いものなのか悪いものなのかの判断すらついていません。
しかし、無理矢理ガソリン車を排除して、EV一色の世界にすることに対して抵抗感・嫌悪感がとてもあります。
ましてや、現実的に困難な課題が非常に多い状態で、明確な解決策が提示されていない訳ですから。
もちろん、私がマツダ好きでマツダがEVやHVと言ったものに対して得意ではないという部分も根底にあるのでしょう。
ガソリン車・EV・HV・水素・バイオ燃料、様々な選択肢があって良いとは思いますが、政治的・利権的な理由でその選択肢が奪われるのであれば、それは残念の極みと言わざるを得ませんし、その方向性がキャンセルされることを願っています。
※なお、この記事は乏しい知見と足りない頭で書いている記事となりますので、正当性は保証いたしません。一つのコラムとしてお読みください